島根県鹿足郡津和野町。「舞姫」「高瀬舟」などで名を知られる文豪森鴎外が幼少期を過ごした津和野は、山陰の山間に位置する町。山から流れくる清流。
夏も一定温度以上に上がらない水温。風土に恵まれたこの地で、まじめにわさび作りに取り組む人たちの手によって、ぴりりとしたワサビが育ちます。
津和野を経由して日本海にそそぐ「高津川」は、一級河川としては日本で唯一、支流を含めダムが一切ないという大変貴重な川です。また、冬になると深くなる雪にわさびが押しつぶされ、成長が抑えられる季節があることが、津和野ワサビの辛みを育んでいます。実際に口にしてみると辛みと共にほの甘い香りが鼻孔をくすぐります。
古来から薬味として珍重されてきたワサビは、日本原産の植物。辛み成分のシニグリンは、殺菌作用があるとされ、生の魚とともに食べられてきました。苗を育てるところまでは肥料を使用しますが、苗を川に植えてからは全くの無肥料・無農薬で育てられています。
道なき道を登って行くと、突然目の前に広がる、わさび田。津和野伝統の渓流式栽培は、わさびが渓流や雪に押し流されないよう、岩で抑えつけつつ植えていく、栽培方法です。わさわさと気持ち良さそうに葉が伸びるワサビ田は、植え付けから一年半ほどで出荷できるほどに成長します。
わさび栽培は手作業の多い仕事。夏は強い日が当りすぎないよう、場所によって日よけを覆い、冬は寒さの中冷たい川の流れの中で作業にあたります。種の収穫、苗の栽培から植え付け、出荷まで、一貫して農家が受け持つわさび栽培。家ごとに使う清流も種も違うので、わさびは今も生産者毎に競りにかけられるのだと言う、生産者の方の誇らしげな顔。印象的でした。
山陰の空の下、昔ながらの石州瓦の街並みが続く津和野は、江戸時代、亀井藩の城下町として栄えました。小さな町ながら文豪・森鴎外や哲学者・西周を排出し、明治時代を牽引する人材の出身地でもあります。現在は当時の重臣たちの武家屋敷と、庶民が暮らした町屋通り双方の街並みを残し、町ゆく人々の目を楽しませる風情に溢れています。
朱の鳥居が高台に向かってうねうねと並び立つ太鼓谷稲成神社は、日本五大稲荷の一つ。社殿は鳥居と同じ朱を基調とし、太い注連縄が壮観。神社からは津和野の街並みが一望できます。稲荷特有の衣食住、五穀豊穰の他、江戸時代より商売繁昌、願望成就の神様として信仰を集めています。
品名 | わさび味のり68 |
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内容量 | 8切68枚(全型8.5枚分) |
賞味期限 | 12ヶ月 |
商品サイズ | 86mmx86xmmx140mm |
原材料名 | 乾海苔(国産)、砂糖、醤油、小麦発酵調味料、たん白加水分解物、かつお節エキス、わさび、酵母エキス、水飴、食塩、昆布エキス、香料〔原材料の一部に小麦、大豆を含む〕 |
品名 | わさび味のり45 |
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内容量 | 8切45枚(全型5.62枚分) |
賞味期限 | 12ヶ月 |
商品サイズ | 75mmx75mmx140mm |
原材料名 | 乾海苔(国産)、砂糖、醤油、小麦発酵調味料、たん白加水分解物、かつお節エキス、わさび、酵母エキス、水飴、食塩、昆布エキス、香料〔原材料の一部に小麦、大豆を含む〕 |